ギフト箱(C式箱)【展開図】箱の特徴や設計のポイント解説
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ギフト箱は、フタを身箱にかぶせる形式の箱です。組箱、C式箱、かぶせ箱、身フタ箱などとも呼ばれ、お中元やお歳暮で贈られるビール、ジュース、サラダ油、日本酒など様々な商品で贈答用に用いられます。
目次
ギフト箱(組箱・C式箱・かぶせ箱、身フタ箱)
《板紙》ギフト箱 展開図
下の左の図面が「額縁なし」。右の図面が「額縁あり」の図面です。それぞれ、フタ箱と身箱が並んでいますが、フタ箱を「額縁無し」。身箱を「額縁あり」という組み合わせにするパターンが多いです。タオルや衣類と言った軽い商品を入れることが多いようです。
《合紙/段ボール》ギフト箱 展開図
ダンボール用のギフト箱は、下図のように「額縁」がつくことが特徴です。
フタ箱は「板紙で額縁無し」。身箱は「ダンボールで額縁有り」という組みあわせが多いです。
日本酒一升瓶をいれるギフト箱などでは、フタ箱、身箱ともダンボールまたは合紙で作成することもあります。サイズが大きくなると、天面の強度が落ちるため、フタ箱にダンボール素材を使用します。
ギフト箱とはどんな箱?
特徴
フタ箱と身箱が分かれた形状の箱で、ギフト箱のほかに組箱・C式箱・かぶせ箱、身フタ箱とも呼ばれます。会社によって言い方も変わりますが、確実に相手に伝わるのは、身フタ箱かもしれません。
額縁がある設計と無い設計があり、主にフタ箱は額縁無しで、身箱は額縁ありというパターンが一般的です。
フタについては、両サイド貼りにして、組立ての手間を省く設計も可能です。下の図面が、両サイド貼りと呼ばれるもので、1面と5面に糊付け加工をし、組立の手間を省きます。
主な用途
お菓子の詰め合わせ、日本酒のセット箱、タオルギフト、サラダオイルセット、コーヒーセットなど
設計のポイント
ギフト箱は、身箱とフタ箱のサイズ差をどれくらいつけるかがポイントです。
フタ箱を身箱より大きく設計するのですが、フタ箱が大きすぎると抜け落ちてしまいます。商品を入れた後、フタ箱を持ち上げると、身箱がその重さで徐々に落ちてくるくらいがちょうどいいサイズです。このサイズ差は、箱のサイズと高さが大きく関係しています。箱のサイズが大きくて、高さがあるギフト箱ほど、サイズ差が必要になります。
両サイドを糊付け加工して、組立の手間を減らす設計はおすすめです。板紙、ダンボール、合紙素材のいずれでも、両サイド貼りの設計は可能です。
投稿者:駒形 和彦
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