コストを抑えてギフト感を演出できる『N式箱』。

『N式箱』は、打ち抜かれたシートを組立てて作る箱の形状です。
組立ての手間はありますが、糊付け不要で低コストなのに見栄えもよく、比較的少ない保管スペースで済むのも利点です。
天面が開く形状はギフト箱にも適しており、「ギフト箱（身フタ式）』では予算がオーバーする場合にオススメしています。
またN式箱は汎用性が高いのも特徴で、中に入れるものを選びません。
箱強度もあることから、輸送箱や保管箱としてよく使用され、メール便の箱として見かけることもあります。

主な用途：
ラーメンなどの麺類／玉子焼き／お米／コーヒー／枝豆／スイーツ／宅配箱 など

「コート白ボール」「ダンボール」「合紙」など幅広い材質と、ニスやPPなどの表面処理、箔押しやエンボスなどの特殊加工にも対応可能なため、様々な用途でお使いいただけます。

設計について、ご理解いただきたいポイント。

設計上の不利な点として、打抜きしたシートを折り込んで作るため「箱の底面に壁面を固定するための穴が空いてしまう」こと、「フタの差し込み部分が広がりやすい」「紙の反発で天面が広がりやすいこと」などがあります。
設計の工夫で軽減させることもありますが、本当の「高級感」を求める場合には不向きな形状かもしれません。

ですが、材質や加工の豊富さ、コスト、見栄え、など様々な点でバランスの良さがある形状です。
その他のデメリットは、箱の組立に時間がかかることです。
糊付け加工などが無い分、箱のコストが下がりますが、組立コストは考慮しておく必要があります。

 

※関連リンク
・N式箱【展開図】箱の特徴や設計のポイント解説
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