コマガタ通信vol.109 2024.7-8月号
コマガタ通信
コマガタ通信vol.109 2024.7-8月号
目次
【お客様事例紹介】デザインスタジオ夢工房様 仕切りの設計からお手伝い あきたこまちの香里 化粧箱
秋田県でデザインを制作されているデザインスタジオ夢工房 様より、強首温泉 樅峰苑(こわくびおんせん しょうほうえん) 様で販売される「抹茶わらびもち(6個用)」の箱を設計・製造いたしました。
2種類の形状をご提案、ご希望の仕様に!
お客様より、以下2点のお問合せをいただきました。
- 商品を6個入れるため、箱の中に仕切りを入れたい。
- 商品の入れ方を縦並び・横並びにするか悩んでいる。
始めに商品の並べ方に合わせたサイズで、箱2種類と仕切りを設計。使用予定の材質をカットしたサンプルをお客様へお送りしてご確認いただきました。検討された結果、縦並びに入れる形状で決定しました。
さらに今回は製造前に貼り合せサンプルも作成。こちらもお客様よりご確認いただき、完成イメージを掴んでいただきました。
貼り合せサンプルとは?
カットした箱の図面とプリンタ出力紙を貼り合せて、作るサンプルのこと。本番通りの製造工程を踏む「本機校正」とは異なりますが、手軽に完成イメージをご確認いただけます。※貼り合せサンプル、本機校正は別途費用を頂戴します。ご希望の場合はご相談ください。
フタを開けた様子。商品を2列×3段の縦並びで合計6個を入れる仕切り付き。(写真は手前2列を取り出して撮影。)
片面印刷で両面にデザイン!?
印刷については内側にもデザインを入れたいとのご要望でしたが、コスト面を考慮し、形状で解決しました。箱の展開寸法が小さめだったため、フタを伸ばして折り返す形状をご提案し採用。フタを折り返し両面テープで固定することで、片面印刷でも両面にデザインが入っている箱にできるため、コストカットにつながります。
印刷機に通せる用紙サイズに制限がありますが、N式箱でフタ内側に印刷をご希望のお客様には、今回の様な形状をオススメしています。コストは両面印刷する時よりもお安くなりますので、詳細はお問合せください。
担当営業より
県外のお客様のため、通常メールで打合せるところ、オンラインでの打合せをメインに行いました。ご希望の仕様の箱を製造できるよう2種類のサンプルを確認していただくことで、スムーズに進めることができたかと思います。貼り合せサンプルや両面テープ貼りなど細かな加工にも対応しておりますので、ぜひご相談ください。
仕様
寸 法: 縦120×横110×高さ60mm
形 状:N式
材 質:マリコート 350g/㎡
印 刷:4色 + マットニス
加 工:ふた両面テープ貼り
お客様のご紹介
デザインスタジオ夢工房様
秋田県大仙市を拠点に、印刷物、web、ブランディングデザインなどを手掛けられています。お客様の想いを形にし、またその想いがエンドユーザーに届くまでを考えて、実際に商品が売れていくことや、イベントに多くの人が集まることをデザインで実現するため、日々制作に取り組んでおられます。
◎事例詳細は「お客様事例」をご覧ください。
関連会社 株式会社小竹天瑞堂が運営するサイト「和紙の印刷工房」お客様事例のご紹介
和紙+箔押しで特別感アップ! 黄金桃・シャインマスカット ジャムビン用帽子
◎帽子にあった和紙のご提案
帽子を固定する際、紐やゴムを使用します。このとき、紙が厚すぎると折る時にシワが寄り、薄すぎれば切れることもあります。そこで重要なのが材質の選定です。今回は、紐の結びやすさに重点を置き、薄手の和紙「やよい」をご提案、採用していただきました。
◎ベタ面の多い和紙印刷もお任せください!
和紙印刷の難しいところは、インキの硬さ調整です。 和紙は柔らかい素材のため、適切な硬さでないと紙の表面が剥けたり、汚れの原因となります。和紙ラベルの印刷など経験豊富なオペレーターによるインキの調整により、汚れや色ムラなく仕上げることができました。
材 質:和紙(やよい)
印 刷:オフセット印刷(特色 紺1c)
加 工:箔押し(黄金桃 金ツヤ/シャインマスカット 銀ツヤ)
1975年に果実専門の農園として創業。生産販売に加え、福島の食を発信する地産地消のカフェやキッチンカー事業など、収穫時期以外も楽しめるコンテンツを提供し、お客様に愛される農園づくりに邁進されています。
キャンペーン主催 :株式会社小竹天瑞堂
和紙印刷専門サイト「和紙の印刷工房」キャンペーン終了のご報告とお礼
6月中旬から開催しておりました「和紙の印刷工房 御朱印サービス累計100万枚 製造突破キャンペーン」は、7月19日をもちまして終了いたしました。
「御〇印」の印刷枚数は期間中に100万枚を突破することができ、運営者一同、当初の予想を超える反響に驚き、大変喜んでおります。これもひとえに日頃よりご愛顧いただいたお客様のおかげです。心より御礼申し上げます。
和紙の印刷工房オープン(2017年)と、御朱印サービススタート(2019年)以来、和紙印刷を通して多くのお客様とのご縁を結ぶことができました。これからも、伝統的な和紙の美しさを大切にした高品質な印刷と加工技術で、皆様に喜んでいただける商品をお届けできるよう努めてまいります。新しい和紙の取り扱いや、新商材を鋭意企画中の「和紙の印刷工房」を、今後ともよろしくお願い申し上げます。