【おしゃれな化粧箱】お客様事例や製作の流れとポイントをご紹介
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せっかく化粧箱を導入するなら、おしゃれで印象に残るものにしたいとお考えではないでしょうか。
化粧箱には製品の保護だけでなく、ブランディングやターゲット層への訴求・製品の情報を伝えるなどさまざまな役割があります。しかしながら既製品の化粧箱では製品の魅力を伝えにくいため、オーダータイプのオリジナル化粧箱がおすすめです。
この記事ではおしゃれな化粧箱のお客様事例や、化粧箱製作の流れ・ポイントをご紹介しています。おしゃれで機能性もあわせ持った化粧箱の導入を検討されている方は、ぜひご覧ください。
【お客様事例】おしゃれな化粧箱5選をご紹介
「おしゃれな化粧箱」といってもさまざまなものがあるため、ここでは「お客様事例」を5つご紹介します。
化粧箱について疑問をお持ちの方の参考になりましたら幸いです。
【事例1】包装紙と同じ絵柄の「かわいい化粧箱」
画像は、猫モチーフのお菓子を詰め合わせる化粧箱です。
現在使用されている包装紙と、同じ絵柄の化粧箱にしたいとご相談いただきました。
製作時のポイントは2つありました。
1.組み立てても猫の顔が途切れないように調整すること。
→画像の通り、蓋を差し込んだ状態でも猫の顔がつながるよう柄の大きさや位置を調整しました。
2.箱に使用した紙の両面ともベタ印刷(インキで塗りつぶす印刷)にしたこと。
→ベタ印刷は、通常の印刷よりも多くのインキを使用するため、色ムラやピンホールが発生しやすくなります。とはいえ、くっきりとした色に仕上がるうえ、つやが出るのがメリットです。
技術的に難易度は高いものの、当社では日ごろから行っている機械のメンテナンスや技術の高さから、独自の品質基準をクリアしております。また、当社で保有しておりました抜型を使用できたため、その分コストダウンができました。
こちらの事例は、以下のページで詳しくご紹介しております。
【事例2】製品の中身がわかりやすい「印象的なデザインの化粧箱」
こちらは餡専門店様の「あんジャム」の瓶を3個入れる化粧箱です。
ジャムの瓶がガラス製のため、身箱は強度が高いカラーダンボールを使用し保護しています。片面ダンボールのカラーは、あんこの色をイメージして選んでくださいました。瓶のサイズぴったりになるよう仕切りをつけたため、破損に強い身箱となっています。
その身箱にかぶせるスリーブは、トーストのイラストが温かみを感じさせ、食べ方も直感的にわかるデザインです。
実は当初、商品の「あん」を見せるためプラスチック製のスリーブも検討しておりました。しかし、紙製のスリーブに抜型で穴を開け中身が見えるようにしたことで、かえって印象的な仕上がりになりました。
こちらの事例は、以下のページで詳しくご紹介しています。
【事例3】製品に合わせてぴったりのサイズを設計!「四季のデザインがやさしい印象の化粧箱」
画像は出産祝い用の「純国産ヒノキ使用の積み木」を入れる化粧箱です。お客様より実際に積み木をお借りして、ぴったりサイズに設計しました。化粧箱のデザインはお客様からの支給で、四季を表現しています。
お客様からのご要望は「お祝い品なので高級感を出したい」とのことでした。入稿してくださったデザインは「4色カラー」だったため、データの色を調整し、お客様にもご確認いただきながら進めました。
印刷物のカラーには「4色カラー」と「特色」があります。4色カラーは、家庭用のカラープリンタでも使用される、シアン(C)・マゼンダ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)です。印刷工程中に色を重ねるため、思った通りの色にならない事態が起こりえます。
一方、特色はあらかじめインキを調合することからよりイメージに近い色が表現できます。しかし、特色であってもモニターで見るのと実際の印刷物でも色が違って見えるため、お客様からご確認いただくのは重要な工程です。
ご要望の高級感は、表面処理「マットPP」を施し表現しました。「マットPP」は、印刷した上からポリプロピレンの透明フィルムを圧着する加工です。化粧箱の表面保護・紙の強度アップ・マット感・退色防止などの効果があります。
一般的に「高級感=重厚な色調・豪華な材質」のイメージを持たれがちですが、色数が少なくても工夫次第で高級感は表現できます。
こちらの事例は以下のページでも詳しくご紹介しています。
【事例4】キャラクターの世界観に合わせた「ロゴや台紙が目を引く化粧箱」
画像はピアノ教室に通う、3歳からのお子様を対象にしたクラスで使用するピアノ学習玩具「ピアノベル」とその化粧箱です。
蓋を開けると鍵盤型の台紙があり、くまさんの帽子だけが見えている楽しい仕掛けとなっています。このまま、くまさんの帽子を押して音を出したり、台紙を外してくまさんを取り出したりして楽しめるでしょう。
同梱の階段パーツを使い視覚的に音階の学習もできるなど、さまざまなアプローチで学べる作りになっています。取扱説明書や使用方法も当社で作成し、同梱いたしました。
お客様からは「満足している」とのお言葉をいただいています。
こちらの事例は以下のページで詳しくご紹介しています。
【事例5】高級感のある細かい箔押しが「美しい化粧箱」
画像はインドネシア産コーヒー豆の日本限定パッケージのご依頼です。
お客様が海外駐在のため、オンラインでの打ち合わせで製作しました。
画像でご覧いただいている箔押しのロゴマークは、当初エンボス加工を施す予定でした。ところが実際にロゴマークを拝見したら、その細かな文様や細い線の多さからエンボス加工は難しいと判断し、箔押し加工のみに変更しました。その箔押しのロゴマークも、外箱と内箱の箔版を兼用しコストを抑えることに成功しています。
この事例では、お客様が海外駐在であることと、発売前の撮影にも使用することから早めの納品が希望されていました。そのため、製作過程でのチェックはメールのみとのお話でしたが、サイズ・材質・色の確認が重要であることから、国際郵便で発送しサンプルの確認をしていただきました。
お客様に直接サンプルをご覧いただき、ご納得のうえで製造し、撮影にも間に合いほっとしております。
「高級感のある仕上がりで満足しています」とありがたいお言葉をいただきました。
こちらの事例は以下のページで詳しくご紹介しています。
おしゃれな化粧箱を製作するポイント
この章ではおしゃれな化粧箱を製作するポイントをご紹介します。
化粧箱を製作するうえで、大切なポイントをまとめましたのでぜひ参考にしてください。
製品に合った素材選びをする
まず、製品に合った素材選びをしましょう。
たとえば重量のある製品なら厚く丈夫な素材、油を含んだ製品なら耐油性のある素材、といった具合です。機能面以外では、清潔感を出したいなら紙の両面が白い素材、ナチュラルなイメージならクラフト紙を選ぶのもよいでしょう。
こちらのページでは、化粧箱の素材13種類と選び方・相場単価をご紹介しています。
製品が保護できる形状にする
製品が保護できる形状であるかも考える必要があります。
たとえば軽量の製品なら「キャラメル箱」でも問題ありませんが、重さによってはより強度の高い「地獄底」や「ワンタッチ底」がおすすめです。また、化粧箱の中で製品がぶつかり合うことがないよう台紙や仕切り・緩衝材を入れることもあります。
ターゲットやコンセプトからデザインを考える
化粧箱を製作する際は、製品のターゲット層やコンセプトを考慮したデザインにしましょう。
製品のターゲット層の年代や性別・職業などが明確であるほど、訴求力は高まります。しかし、ターゲット層が広ければ広いほど化粧箱のデザイン制作が難しくなり、届けたいターゲット層に届きにくくなります。
ターゲットを絞り、より明確なデザインを制作しましょう。
製品の情報を伝えるデザインにする
製品の情報を化粧箱で伝えることも大切です。
店頭やインターネット上にはたくさんの商品が並んでいて、その中から自社の製品を手に取ってもらうことは非常に難しくなってきました。しかし、顧客にどんな製品か瞬時に伝われば、興味を抱いてもらえます。
顧客から選んでもらえるように、製品名・ブランド名・用途などが伝わる化粧箱にしましょう。
記憶に残るデザインにする
人々の記憶に残るデザインにすることも大切です。
人はまったく知らないブランドよりも、聞いたことがある・見たことがあるブランドを好む傾向にあります。「◯◯といえばこのメーカー」といわれるほどになれば、長く愛される製品になるでしょう。
化粧箱は、そのお手伝いができます。ひと目で記憶に残るデザインにして、ブランドのイメージを定着させましょう。
おしゃれな化粧箱を依頼する流れ
この章では、おしゃれな化粧箱をオーダーする際の流れをご紹介します。
デザインが決まっている場合と、デザイン制作から依頼する場合の2つに分けてありますので、必要な方をご覧ください。
デザインが決まっている場合
化粧箱のオーダーをご希望で、すでにデザインが決まっている場合は次のような手順で製作します。
1.デザインデータ入稿
2.当社で入稿データチェック
3.調整データ作成
4.校正
5.校了
お客様より支給していただいたデザインデータは、当社で「印刷物として問題ないか」「化粧箱として問題ないか」などを確認し、必要に応じて修正・調整を行います。
データの修正・調整は、のりしろやリサイクルマークの追加などです。
その後、お客様に確認していただきたい箇所を記載した簡易校正を送付しますので、印刷内容や色味をチェックしてもらいます。場合によっては、複数回チェックをお願いすることもあります。
最後に、簡易校正で問題がなければデザインの確定です。
化粧箱のデザインで大切なポイントを、以下のページでご紹介しております。
また、以下では化粧箱の入稿データ作成のポイントを簡単にご紹介しています。
入稿データの作り方を、さらに詳しくご覧になりたい方はこちらです。
デザイン制作から依頼する場合
「化粧箱をオーダーしたいがデザインが決まっていない」そんな場合には、当社の専属デザイナーがデザイン制作をいたします。
デザイン制作から依頼する場合は次の手順となります。
1.打ち合わせでデザインのイメージを共有(あればロゴ・写真・イラストなどの素材をご用意ください)
2.デザイン制作(当社で素材を用意することも可能)
3.校正(デザイン確認・修正・調整など)
4.校了
デザイン制作を当社にお任せくださる場合、デザインに使用したい素材があればお送りください。特になければ、当社で用意することも可能です。
また、完成された素材でなくてもイメージラフやイメージ資料からでも制作いたしますので、どんなご要望でもお聞かせください。
デザイン制作では、複数点サンプルをご用意することもあります。その場合、お客様のイメージにもっとも近いものを選んでいただけます。
修正・調整を経て、デザインや表記内容が確定しましたら校了です。
おしゃれな化粧箱のご依頼は化粧箱屋ドットコムの「株式会社コマガタ」にお任せください
おしゃれな化粧箱の製作も、ぜひ化粧箱屋ドットコム「株式会社コマガタ」にお任せください。
当社では、デザインデータがなくても800社以上の実績を背景に、製品の魅力を最大限引き出す化粧箱の製作をお手伝いいたします。過去にさまざまな業種のお客様とお取引しているため、複雑な設計や印刷仕様に対する実績もあります。
また、工場直販による低価格と短納期を実現しており、そのためのノウハウも蓄えてきました。たとえば、営業と製造スタッフが互いに意見を出し合い、最適な仕様を検討しつつ進めることができるのは、工場直販の強みといえるでしょう。
品質管理におきましても「ISO9001」のルールに則って行っております。そのため、さまざまなトラブルに対してすぐに原因を特定できる体制が整っているため、素早い対応が可能です。輸送時のコスレ傷や破損には、10~50枚程度の予備をご用意することで対策しております。
おしゃれな化粧箱をお求めの方は、当社までお気軽にご相談ください。
まとめ
おしゃれな化粧箱を製作するには、素材・形状・デザイン・情報の提供がポイントになります。
化粧箱のデザインが決まってない場合は、プロの業者に相談することをおすすめします。化粧箱は、ただおしゃれであればよいわけではなく、お客様に手に取っていただくための施策も必要になるからです。
この記事を参考に、売上げアップにもつながる「おしゃれな化粧箱」を製作してください。