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印刷にはどんな種類がある?方式ごとの特徴を詳しく紹介

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印刷と一口にいっても、その種類や目的、印刷方法はさまざまあります。印刷方法ごとに特徴があるため、自社で印刷物を用意したいというときは、特徴をしっかりと把握しておきましょう。

この記事では印刷の代表的な種類や目的別の種類、印刷方式ごとの特徴を紹介します。

代表的な印刷の種類

印刷の種類はさまざまあります。代表的な印刷の種類として以下を紹介します。

◯平版印刷
◯凸版印刷
◯凹版印刷
◯孔版印刷
◯デジタル印刷

平版印刷

平版印刷は幅広く使用されている印刷方法です。具体的には書籍や雑誌、パンフレット、ポスターなどに用いられています。平版印刷の特徴は印刷のクオリティが高く、生産性に優れているという点です。

凸版印刷

凸版印刷はインクのついた版の凸部分を押し当てて印刷する方法です。凸版印刷は輪郭がはっきりとなる仕上がりが特徴です。文字がくっきりと転写できるため、書籍のような文字を中心とした印刷に適しています。

凹版印刷

凸版印刷が版の凸部分を押し当てるのに対して、くぼんだ凹部分にインクを付けて印刷するのが凹版印刷です。凹版印刷の特徴はインクに厚みが出るため、クオリティの高いカラー印刷が可能です。

孔版印刷

孔版印刷は版にインクを付けるのではなく、版に開けた穴からインクを押し付ける方法です。ステッカーやキーボードなどにも印刷可能で、インクを多くすることで印刷物をより立体的にできます。

デジタル印刷

平版印刷や凸版印刷などは印刷にあたって版を用います。対して、版を使用しない印刷方法がデジタル印刷です。

デジタル印刷は版を使用しないため、短い納期での印刷や印刷ごとにある部分を変えるといった可変印刷、小ロット印刷にも対応できるというのが、デジタル印刷の特徴です。

利用目的別の印刷の種類

印刷は印刷方法以外だけでなく、目的別でも種類が分けられます。

たとえば、宣伝用の印刷は商業印刷、書籍のような出版物への印刷は出版印刷として扱われています。商業印刷、出版印刷にも次のように利用目的別で印刷の種類は大別可能です。

◯包装印刷
◯事務用印刷
◯証券印刷
◯建装材印刷

商業印刷

商業印刷は広告をはじめ企業活動に用いられる印刷物を指します。商業印刷は大きく次の2つに分けられます。

  • 宣伝用印刷:ポスターやチラシなど宣伝に用いられる印刷物
  • 業務用印刷:マニュアルや料金表など社内向けに用いられる印刷物

出版印刷

商業印刷に対して出版印刷はその名のとおり、書籍や新聞などの出版物への印刷を指します。商業印刷が宣伝用印刷、業務用印刷に分けられるように、出版印刷も定期出版印刷物、不定期出版印刷物に分けられます。

それぞれの具体的な印刷物は次のとおりです。

  • 定期出版印刷物:新聞や雑誌など定期的に出版される印刷物
  • 不定期出版印刷物:文庫本などの単行本など不定期で出版される印刷物

包装印刷

商品を梱包する素材への印刷は包装印刷と呼ばれます。包装印刷には紙の包装への印刷である紙器包装用印刷、プラスチックなどに印刷する軟包装用印刷、その他の印刷物に印刷するその他の包装用印刷に分けられます。

3つの包装印刷の具体例は次のとおりです。

  • 紙器包装用印刷:紙袋や紙コップ、段ボールなど
  • 軟包装用印刷:プラスチックやアルミホイルなど
  • その他の包装用印刷:缶やペットボトルなど

事務用印刷

事務用印刷は企業、行政で用いられる事務用品への印刷を指します。事務用印刷は次の2つに分けられます。

  • 事務用品:封筒やはがきなどの印刷物
  • ビジネスフォーム:帳票や伝票などの印刷物

証券印刷

証券とは株券や債券などが当てはまり、これらは証券印刷と呼ばれています。証券印刷には株券、債券以外にも商品券や預金通帳も含まれます。

建装材印刷

建装材印刷とは家具や建材の装飾を目的にした印刷です。具体的には、壁紙や床材、家具の化粧材などが建装材印刷の例として挙げられます。

方式別の印刷の種類

方式別の印刷の種類として、主に次が挙げられます。

◯オフセット印刷
◯スクリーン印刷
◯フレキソ印刷
◯グラビア印刷

オフセット印刷は短期間でクオリティの高い印刷物ができるのに対して、スクリーン印刷は印刷できる対象が幅広いといった特徴があります。

オフセット印刷

オフセット印刷とは次の4色の版を出力して印刷する方法です。

■シアン
■マゼンタ
■イエロー
■ブラック

この4色を重ねていくことで最終的な仕上がりを決めていきます。オフセット印刷の特徴は、短い時間でくっきりとした仕上がりの印刷物を大量に印刷できることです。

大量印刷ができるため印刷部数の多いチラシや冊子などの商業印刷に用いられます。

オフセット印刷は油性印刷、UV印刷に分けられ、それぞれのメリット、デメリットは次のとおりです。

 

メリット

デメリット

油性印刷

被膜によって色が鮮やかに再現される

乾燥するのに時間を要する

UV印刷

UVランプですぐにインキがかたまるため、次のステップに早く進める

インキがすぐにかたまるため刷毛の跡やローラーの跡が残りやすい

スクリーン印刷

スクリーン印刷は孔版印刷の一種です。スクリーン印刷はほかの印刷方法と比較すると印刷できる対象が幅広い、インクの厚みが調整できるといった特徴があります。

そのため、Tシャツの絵柄やユニフォーム、さらには金属ペーストへの印刷に活用されています。

フレキソ印刷

フレキソ印刷は凸版印刷の一種で、ゴムや樹脂から作られた版を使用します。フレキソ印刷はオフセット印刷と比較すると単価を抑えられるというのが特徴です。

しかし、印刷する面積によって版の代金が異なり、印刷物全面に印刷を施すとなると高額になってしまう可能性があります。

グラビア印刷

グラビア印刷は凹版印刷の一種です。グラビア印刷のなかでもパッケージの印刷にはビニール袋ほかフィルム印刷が一般的です。

フィルム素材にグラビア印刷を施すことで、細かな印刷が可能になります。ただ、版代が高くなってしまう傾向があるため、一般的に最低ロットが設けられています。

まとめ

印刷方法の特徴を把握しておこう

印刷には平版印刷、凸版印刷、凹版印刷などさまざまな方法があります。また、目的によっても印刷の種類は異なるため、自社で印刷しようとしているものが何にあたるのかを把握して、それに見合った印刷方法を選びましょう。

たとえば、段ボールのような商品の梱包材に印刷するのであれば、商品、自社のブランドイメージを反映できるようなクオリティの高い印刷方法を選ぶのがおすすめです。

オリジナルパッケージの作成を行う「化粧箱屋ドットコム」では、商品や企業の魅力を伝えるのに適した印刷方法を提案します。無料でサンプルも作成できるため、どのような印刷方法にしようかと悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

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