梱包材の種類ごとの特徴をわかりやすく解説
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ネットショップや通販などでは商品の発送業務は欠かせません。発送業務では梱包材が用いられますが、その種類はさまざまあります。この記事では、梱包材の種類や緩衝材の種類、梱包材を選ぶ際のポイントについて解説します。
梱包材の種類
商品や荷物を梱包する梱包材にはさまざまな種類があります。
段ボールから化粧箱まで梱包に用いられる梱包材の種類について紹介します。
梱包材の代表格「段ボール箱」
梱包材の代表ともいえるほど、多く使用されているのが段ボール箱です。形状が箱型でしっかりと内容物を衝撃などから守ってくれます。段ボール箱にはさまざまな種類があり、みかん箱のようなサイズ以外にもメール便のサイズにあった薄型のダンボールケースも登場しています。
薄型の段ボールケースは、昨今利用者が増えているフリマアプリやインターネットオークションの商品発送の際に用いられることが一般的です。
脇にマチがついた「ガゼット袋」
横や底面にマチがついた、収納量に優れているガゼット袋も梱包材として活躍します。ガゼット袋は横、底面にマチがついているため、商品や荷物を安定して陳列、保管可能です。
ギフトラッピングにも使用される「化粧箱」
化粧箱は商品の包装やギフト向けのラッピングに使用される梱包材です。化粧箱は商品の見栄えを決める重要な役割も担っていて、種類によっては高級感を演出することもできます。
化粧箱は箱と蓋が別々のタイプ、箱と蓋が一体となっているタイプ、外側がスリーブ型になっているタイプなどさまざまタイプがあります。
梱包材と一緒によく使われる緩衝材の種類
荷物を梱包する際は、段ボールや化粧箱以外にも、輸送中の衝撃から商品を守るための緩衝材が用いられます。緩衝材には広く知られているエアキャップのほかにも、クッションペーパーなどがあります。
緩衝材を代表する「エアキャップ」
緩衝材のなかでも一般的に広く使用されているのがエアキャップです。「エアキャップ」「プチプチ」「気泡緩衝材」などの名前でも知られています。
エアキャップには粒状の気泡が備わっていて、クッション性、さらには柔軟性にも長けています。このように機能性があるにも関わらず安価なのも特徴です。エアキャップは商品を梱包するだけでなく、段ボールの隙間を埋めるといった用途でも用いられます。
ナチュラルなカラーでラッピングとしても機能する「クッションペーパー」
クッションペーパーとはクラフト紙に網目状のカットを施した緩衝材です。大きくシートタイプと筒型タイプに分かれます。
シートタイプはお皿やコップなど不定形な物の緩衝材として機能します。一方、筒型タイプはワインをはじめとしたボトル状の物の緩衝材として使用されるのが一般的です。クラフト紙がナチュラルな色味のため、ラッピングとしての効果も期待できるでしょう。
個々の荷物を包むのに適した「ミラーマット」
エアキャップが気泡があるのに対して、ミラーマットは気泡がない発泡ポリエチレン製の緩衝材です。食器やワインボトルなどの緩衝材に使われることが多く、断熱性に優れている特徴があります。
また、表面はキズに強いため商品が傷つくのを防げます。一方で緩衝能力に劣ってしまう傾向にあります。
ふわふわとした質感の「ネストパッキン」
ネストパッキンは薄い紙を細かくした緩衝材です。ネストパッキンは手触りがふわっとしているため、梱包材として箱の中に入れておけば、開けた相手に優しい印象を与えられます。
たとえば、ハンドメイドのアクセサリーやお菓子などの梱包材に適しているでしょう。
削った木材を乾燥させた「ウッドパッキン」
細かく削った木材を乾燥させた緩衝材がウッドパッキンです。ネストパッキンと似ていますが、木材という天然の素材を用いているため、温もりのある印象を演出できます。
また、静電気が起きにくいため商品にホコリが付きづらい、湿気を吸いやすいといった特徴もあります。
梱包材を選ぶときのポイント
梱包材を選ぶときは次のようなポイントを押さえておきましょう。
◯荷物の形状に合わせて梱包材を選ぶ
◯中身のイメージやコンセプトに合わせる
◯荷物を破損させない緩衝材を選ぶ
◯費用についても意識する
荷物の形状に合わせて梱包材を選ぶ
梱包材は荷物の形状に合わせて選ぶようにしましょう。緩衝材を入れた際にその機能を十分に引き出すには隙間なく梱包する必要があります。
隙間を作らないようにするためには、商品の形状に合わせて梱包材を選ぶことがポイントです。
中身のイメージやコンセプトに合わせる
梱包材は商品を包んでいるため、商品の顔とも呼べます。とくにネットショップの場合、ユーザーと直接顔を合わせる機会がないため、商品の梱包は印象を大きく左右します。
汚れていない、崩れていないということはもちろんのこと、中身である商品のイメージやコンセプトに合わせることが大切です。
荷物を破損させない緩衝材を選ぶ
梱包材は荷物である商品を守る重要な役割を担っています。荷物を破損させないためには、梱包材以外にも緩衝材にも気を配ることが大切です。荷物が破損してしまうような緩衝材を選ぶのは避けましょう。
たとえば、電化製品や食器といったように衝撃で壊れやすいものや、割れやすいものはクッション性に優れた梱包材を選ぶのがおすすめです。一方、衣類のように柔らかい荷物であれば、クッション性ではなく、はっ水性のある緩衝材を選ぶことで水に濡れてしまうという心配を解消できます。
コスト面についても意識する
商品を発送する際に用いる梱包材は使用にあたってコストが発生してしまいます。発送する量が多くなれば、その分梱包材にかかるコストも高くなってしまいます。
そのため、梱包材を選ぶ際はコストも意識しましょう。安くなりすぎると梱包材としての機能に不安が残ってしまうため、予算と機能のバランスを考えて梱包材を選ぶのがおすすめです。
まとめ
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梱包材には段ボールやガゼット袋、化粧箱などさまざまな種類があります。また、梱包作業に用いる緩衝材にはエアキャップ、クッションペーパー、ミラーマットなどがあります。
梱包作業を行う際には荷物の形状に合わせる、中身のイメージやコンセプトに合わせる、費用を意識するといったポイントを押さえておきましょう。梱包材や緩衝材の種類や選び方を把握しておくことで、梱包作業がスムーズに進みます。
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