【2023年5月調査】「郵便料金」「レターパック」「ゆうメール」「ネコポス」「飛脚メール便」などのサービスや料金の比較

2023.05.11

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宅配便のイラスト

近年、配送料金が高くなり、カタログやパンフレット、小さい商品などを送る際にどの会社を使うか迷うことも多いと思います。そこで、2023年5月時点における各社のサービス内容をまとめました。

Ａ4サイズのパンフレットは、角2封筒で送るのが一般的です。Ａ4パンフレットが4～5枚入っているダイレクトメールを受け取る方も多いのではないでしょうか。この場合、定型外郵便で規格内となるため、50g以内で120円の郵便料金がかかっています。大部数を郵送する場合は特に注意が必要で、1gでも規程重量を上回ってしまうと、1ランク上の140円になってしまいます。以下に重量計算の例を示しましたので、参考にしていただければ幸いです。

1 ダイレクトメールの重量計算例
2 郵便料金比較表
3 ゆうメール、ゆうパケット、クリックポスト、ゆうパケットポスト、ネコポス、クロネコDM便、飛脚メール便、飛脚ゆうメール便の仕様比較表
4 「参考」2023年3月期の各社の取扱数
5 「参考」2022年3月期の各社の取扱数
6 参考リンク
7 ネコポスやメール便の箱実績

ダイレクトメールの重量計算例

Ａ4のパンフレットの重量：用紙の斤量が73kgの場合

約5.3g

角2透明封筒の重量：厚さが40ミクロンの場合

約6.1ｇ

①②の場合だと、50g以内に収めるには、Ａ4パンフレット8枚となります。

（「Ａ4パンフレット1枚当たり5.3g×8枚＝42.4g」+「角2透明封筒6.1g」＝48.5g）

以下の表にもありますが、同じ日本郵便でも「定型外郵便」で150g以内だと210円。「ゆうメール」だと180円かかってしまいます。重量や大きさによって、料金が変わりますので、よく比較検討しましょう。

郵便料金比較表

名称	大きさ	重量	料金	備考
定型郵便物	・最大：23.5ｃｍ×12ｃｍ×1ｃｍ以内・最小：14ｃｍ×9ｃｍ	50g以内	・25g以内：84円・50g以内：94円
定型外郵便物（規格内）	・最大：長辺34ｃｍ以内、短辺25ｃｍ以内、厚さ3ｃｍ以内・最小：「円筒形Φ3ｃｍ×14ｃｍ」または「14ｃｍ×9ｃｍ」	1kg以内	・50ｇ以内：120円・100g以内：140円・150ｇ以内：210円・250ｇ以内：250円・500ｇ以内：390円・1kg以内：580円
定型外郵便物（規格外）	長辺が60ｃｍ以内、かつ、3辺の合計が90ｃｍ以内	4kg以内	・50ｇ以内：200円・100g以内：220円・150ｇ以内：300円・250ｇ以内：350円・500ｇ以内：510円・1kg以内：710円・2kg以内：1,040円・4kg以内：1,350円
レターパックプラス	340ｃｍ×248ｃｍ	4kg以内	日本全国一律：520円	・対面でお届けし、受領印、または署名をいただく・追跡可
レターパックライト	340ｃｍ×248ｃｍ厚さ3ｃｍ以内	4kg以内	日本全国一律：370円	・郵便受けへお届け・追跡可

※日本郵便のＨＰより転記（2023年5月）

パンフレットやカタログよりも少し厚い商品を送る際は、「ゆうメール」や「ネコポス」を利用されることが多いと思います。いずれも送れる大きさや重量はあまり変わりませんが、追跡の可否などで使い分けたいところです。無償サンプルなどは、追跡が無くてもいいかもしれませんが、有償の商品を送る場合は追跡できるサービスがいいですね。配送品質も各社違いがありますので、送る商品によっていろいろ使い分けてもいいでしょう。

ゆうメール、ゆうパケット、クリックポスト、ゆうパケットポスト、ネコポス、クロネコDM便、飛脚メール便、飛脚ゆうメール便の仕様比較表

宅配会社	サービス名	大きさ	厚さ	重さ	運賃	その他
日本郵便	ゆうメール	長さ34ｃｍ以内、幅25ｃｍ以内	3ｃｍ以内	1kg以内	・～150ｇ：180円・～250ｇ：215円・～500ｇ：310円・～1kg：360円	・書籍やカタログ向け・追跡不可・ポスト投函ＯＫ
日本郵便	ゆうパケット	長さ34ｃｍ以内、3辺合計60ｃｍ以内	3ｃｍ以内	1kg以内	・厚さ1ｃｍ以内：　250円・厚さ2ｃｍ以内：　310円・厚さ3ｃｍ以内：　360円	・小さな商品向け・追跡可
日本郵便	クリックポスト	長さ34ｃｍ以内、幅25ｃｍ以内	3ｃｍ以内	1kg以内	日本全国一律：185円	・フリマアプリやオークションの発送向け・追跡可・翌日から翌々日にお届け。土曜日、日曜日、休日を含めて毎日配達。
日本郵便	ゆうパケットポスト	長さ34ｃｍ以内、3辺合計60ｃｍ以内、かつ、郵便ポストに投函可能なもの ※縦・横が14ｃｍ×9ｃｍ以上	3ｃｍ以内が目安。 ※郵便ポストのサイズによる変わる。	2kg以内	・ゆうゆうメルカリ便：215円・かんたんラクマパック：180円（商品代金300円以上）・ヤフオク、PayPayフリマ　出品者負担：175円／落札者負担：210円	・フリマの発送向け・「ゆうパケットポスト発送用シール」または、「ゆうパケットポスト専用箱」の専用資材が必要・宛名書き不要・匿名配送可能・郵便局、コンビニ、はこぽす受取可能
ヤマト運輸	ネコポス	・上限縦31.2ｃｍ以内、横22.8ｃｍ以内・下限　縦23ｃｍ、横11.5ｃｍ以上	・2.5ｃｍ以内 ※条件により3cmまで可能	1kg以内	全国一律：385円以内 ※顧客ごとに諸条件により決定	・宅急便同様のお届け日数・法人、個人事業主向け・追跡可
ヤマト運輸	クロネコＤＭ便	・3辺の合計が60ｃｍ以内・最長辺34ｃｍ以内・縦11.5ｃｍ×横23ｃｍより大きなものが対象	2ｃｍ以内	1kg以下	全国一律：167円以内 ※顧客ごとに諸条件により決定	・カタログ、パンフレット向け・法人、個人事業主向け・400km圏内は翌々日。400 Km圏以上は4日目を目安。・追跡可
佐川急便	飛脚メール便	・3辺の合計70ｃｍ以内・最長辺40ｃｍ以内	2ｃｍ以内	1kg以内	・300g以内：168円・600g以内：220円・1kg以内：325円	・雑誌やカタログを法人向けに配達。・追跡可・3～4日でポストにお届け
佐川急便	飛脚ゆうメール便	・縦34ｃｍ以内、横25ｃｍ以内	3ｃｍ以内	3kg以内	・200g以内：115円・500g以内：168円・1kg以内：299円・2kg以内：330円・3kg以内：456円	・雑誌、カタログ、ＣＤ，ＤＶＤなどを郵便局の配達員がゆうメールとしてお届け・5日程度でポストにお届け・追跡不可

※各ＨＰより転記（2023年5月）

「参考」2023年3月期の各社の取扱数

以下、各社の荷物取扱量をまとめました。

「ゆうメール等」は多い方から、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便。

「宅急便等」は多い方から、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便。

2023年3月期の取扱量

ゆうパック（増減率）

（※ゆうパケット）

ゆうメール（増減率）

合計（増減率）

日本郵便

980,317千個（▲0.8％）

（※425,943千個（1.4％））

3,112,902千通（▲）7.0％）

4,093,218千個（千通）（▲5.6％）

2023年3月期の取扱量	宅急便・宅急便コンパクト・EAZY（対前年比）	ネコポス（対前年比）	合計（対前年比）
ヤマト運輸	1,926,338,334個（101.9％）	413,372,532個（107.4％）	2,339,710,866個（102.8％）

2023年3月期の取扱量		クロネコDM便（対前年比）	合計（対前年比）
ヤマト運輸		800,526,564冊（97.1％）	800,526,564冊（97.1％）

2023年3月期の取扱量	飛脚宅急便（増減率）	その他（増減率）	合計（増減率）
佐川急便	1,359百万個（△0.7％）	50百万個（△6.6％）	1,410百万個（△0.9％）

各社HPより転記（2023年5月）

「参考」2022年3月期の各社の取扱数

以下、各社の荷物取扱量をまとめました。

「ゆうメール等」は多い方から、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便。

「宅急便等」は多い方から、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便。

2022年3月期の取扱量

ゆうパック（増減率）

（※ゆうパケット）

ゆうメール（増減率）

合計（増減率）

日本郵便

988,575千個（▲9.4％）

（※420,125千個（▲15.4％））

3,346,295千通（1.4％）

4,334,870千個（千通）（▲1.3％）

2022年3月期の取扱量	宅急便・宅急便コンパクト・EAZY（対前年比）	ネコポス（対前年比）	合計（対前年比）
ヤマト運輸	1,890,682,745個（104.8％）	384,941,618個（131.2％）	2,275,624,363個（108.5％）

2022年3月期の取扱量		クロネコDM便（対前年比）	合計（対前年比）
ヤマト運輸		824,383,094冊（99.8％）	824,383,094冊（99.8％）

2022年3月期の取扱量	飛脚宅急便（増減率）	その他（増減率）	合計（増減率）
佐川急便	1,369百万個（1.6％）	54百万個（▲2.1％）	1,423百万個（1.4％）