食品パッケージ(箱・袋)のデザインや素材選びのコツを紹介
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食品を販売するときには外箱や外袋のパッケージで包装するのが一般的です。パッケージデザインによって商品の注目度や売れ行きは大きく変化します。 商品の魅力を余すことなく伝えられるようなオリジナルパッケージを作り、売り上げアップを目指しましょう。
この記事では、食品パッケージのデザインや素材選びについて紹介していきます。
目次
食品パッケージをデザインするときのコツ
食品を包装するパッケージを制作するときには、消費者が思わず手に取りたくなるようなものを作りたいと考えるでしょう。まずは、食品パッケージをデザインするときに考えておくべきポイントについて解説します。
コンセプトを明確にする
食品パッケージのデザインは、食品のコンセプトに応じて選びましょう。コンセプトとは、その食品がどのようなもので誰に向いており、食べるとどのようなメリットがあるのかといった内容のことです。
コンセプトを考えるときには、他社の商品との違いを明確にしておくことも大切です。自社独自の特徴をアピールできるようなコンセプトを考えていきましょう。
コンセプトを決めるにあたって、消費者にアンケートなどの調査を行うこともあります。Webリサーチやインタビュー、SNS調査などで消費者のニーズを把握したうえで、自社独自のコンセプトをパッケージデザインに落とし込むのが効果的です。
ターゲットを見極める
商品の購買層であるターゲットを想定することも、パッケージデザイン制作にあたっての重要な要素です。メイン購買層の年齢や性別などの属性を見極めることで、ターゲットに合ったパッケージ作りがしやすくなります。
ターゲットを詳しく見極めるにあたって、ペルソナを設定するのも有効な方法です。ペルソナ設定とはターゲット層にあたる架空の人物を設定することをいいます。年齢や性別のほか、職業や家族構成、価値観や悩み、性格、余暇の過ごし方などのペルソナを詳細に設定していきます。
ペルソナとして具体的なターゲット像を作り、そのペルソナに対して売り込むようなイメージで効果的なアプローチにつなげていきましょう。
商品のイメージが伝わるようにする
商品のコンセプトやターゲットをある程度絞れば、最適なパッケージのデザイン案も固まってきます。このタイミングで、商品のイメージを損なわないデザインを定めておきましょう。
たとえば、廉価のアイテムであれば、手に取りやすい親しみのあるパッケージデザインに仕上げるのが効果的です。単価の高いアイテムを販売するときには、高級感のあるデザインを選定します。
陳列される売り場の雰囲気を想定してパッケージデザインを決めることも重要です。他社の商品と一緒に陳列されたときにも自社商品に目を留めてもらえるよう消費者からの見え方を意識したパッケージデザインを行いたいものです。
パッケージにキャッチコピーを載せる
食品パッケージにキャッチコピーを載せれば、商品の特徴がわかりやすくなります。キャッチコピーを考えるときには、ターゲット層にアピールできるような言葉を選びましょう。
おいしさを表現したり、購入によって得られるメリットを伝えたりできるのが、キャッチコピーのよさです。パッケージの写真やイラストだけで伝えられない商品のこだわりを、キャッチコピーで表現します。
キャッチコピーを載せるときには書体や文字の大きさにもこだわりましょう。素朴な書体を使ったり、スタイリッシュな書体でおしゃれに仕上げたりといった工夫をすれば、商品の魅力がより伝わりやすくなります。
パッケージのトレンドを取り入れる
パッケージデザインを考案する際にはぜひ、トレンドを意識してみましょう。
カラフルなパッケージや立体感のあるデザインは、消費者に斬新でスタイリッシュな印象を与えます。
パッケージの外側だけでなく内側にもデザインを入れ、ユーモアのある包装に仕上げるというアイディアもあります。
また、環境に配慮したシンプルなデザインのパッケージを採用する企業も多いです。近年では、自然環境を思いやるエコ包装やエシカル包装への関心も高まっています。
こういったトレンドを意識し、消費者の目を引くパッケージを作ってみましょう。
食品パッケージの素材やスタイルを選ぶときのコツ
食品パッケージにはさまざまな形状やサイズ、スタイルがあるため、用途に合わせて最適なものを選びたいものです。また、紙やプラスチックなど、選ぶ素材によってもパッケージの印象や使い勝手は変わります。
ここからは、それぞれの食品パッケージの特徴やメリットについてみていきましょう。
化粧箱
化粧箱とはデザイン印刷の装飾を施した箱のことです。丈夫な化粧箱には中の食品を保護する重要な役割があります。
また、表面に美しい意匠を施せるので、食品に付加価値やブランドをプラスすることもできます。
化粧箱は基本的に紙素材で作られています。青果や缶詰など重量のある食品を包装するときには、ダンボール製などの丈夫な化粧箱を選びましょう。
高級感のある食品を販売する際には、コート加工されたラグジュアリーなイメージの化粧箱をデザインするのがおすすめです。インキの発色にこだわったり、箔押し加工やエンボス加工をしたりするのも効果的な方法です。
チャックスタンド袋
チャックスタンド袋とは、上部にチャックが、底にマチが付いている自立型のパッケージです。チャックスタンド袋は一度開封しても、チャックを閉めておけば食品を入れ替えずに保存できるので便利です。
また、見た目がスタイリッシュでおしゃれな印象を与えやすいのもチャックスタンド袋が人気を集める理由です。透明または半透明のビニールやセロハンを貼ったチャックスタンド袋は中身が見えるので商品の魅力が伝わりやすくなります。お米や塩といった食品ギフトなどにもよく使われます。
クラフト紙を貼った中身の見えないチャックスタンド袋には、商品の特徴やコンセプトをデザインするなどの工夫が必要です。ドライフルーツ、コーヒー、お茶といった商品によく使われます。
ガゼット袋
ガゼット袋とは、ガゼットと呼ばれるマチの付いた袋状のパッケージのことをいいます。底が大きなマチになっているものや、横側にコンパクトなマチが付いているものなど、デザインは多種多様です。
ガゼット袋はマチを開けば立体的になり、たくさんの商品を入れることができます。比較的安価で作成できるのもガゼット袋のよさです。
まとめ
食品の魅力を引き出すパッケージを選ぼう
食品パッケージは、商品を保護するためになくてはならないものです。また、商品の魅力を伝えることも食品パッケージの大きな目的です。
オリジナルの食品パッケージを作成するときには、コンセプトやターゲット層を明確にしましょう。また、素材感や形状にこだわってパッケージを選ぶことも重要です。
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