化粧箱の意味とは?用途やメリット・デメリットも解説
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化粧箱の必要性について悩んでしまう担当者は、化粧箱の意味や種類・利用シーンを知るとその有益性を理解しやすくなるでしょう。
本記事では、化粧箱の意味や用途、さらにはメリット・デメリットまで解説します。自社製品にふさわしい化粧箱を用意すれば、他社との差別化を図りやすくなるはずです。
目次
化粧箱とは見栄えにこだわった美しい箱のこと
化粧箱とは、きれいな装飾が施してあったり、手触りに高級感があったりする箱です。外箱は本来「商品保護」の目的で使われますが、化粧箱はそれに見栄えをプラスしたものと考えればよいでしょう。
ここからは、化粧箱の意味や目的を簡単に紹介します。
化粧箱の意味
化粧には、メイク以外に「物の表面を装飾する」「美しく飾る」という意味もあります。例えば地面にうっすらと雪が積もった様子について、「雪化粧」と表現されるのを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
箱もこれと同様で、美しく見せるための装飾や加工が施されたものを「化粧箱」と呼びます。
商品の見栄えをよくしたり品格を与えたりする
商品保護の目的だけなら、普通の箱でも構いません。あえて化粧箱を使うのは、商品をより美しく見せたり高級感を出したりするためです。
ほとんどの人は、「自宅用ならむき出しでもよいけれど、贈答用は化粧箱に入っているものがよい」と考えます。化粧箱は箱そのものに特別感があって、品物の価値を高めてくれるためです。
特に体裁や品格が重視されるシーンでは、化粧箱入りか否かは非常に重要なポイントとなるでしょう。
化粧箱の種類と利用シーン
一口に化粧箱といっても、形状はさまざまです。化粧箱の種類や利用シーンについて見ていきましょう。化粧箱の中から、代表的な種類を紹介します。
スリーブ
箱に入った商品の上に装着する化粧箱です。袖(スリーブ)のような筒型形状で、商品を傷や汚れから守るカバーの役割があります。
スリーブ型の化粧箱単体では使えませんが、低コストで汎用性が高いのが魅力です。日本酒・洋酒の木箱の上に取り付けたり、お菓子の箱の上に取り付けたりすることが多いです。
https://www.komagata.co.jp/shape/5378/
キャラメル箱
筒状の本体に、差し込みが付いた化粧箱です。単体で使用でき、商品全体をカバーできます。使い勝手のよさ・製造コストの低さから、化粧箱の中では特に人気の高い形状です。
ただし底組みのないタイプなので、重量のある商品には向きません。小さな化粧品や香水、アクセサリーや衣類など、薄く軽量の品物に使われるのが一般的です。
https://www.komagata.co.jp/shape/5393/
地獄底
形状はキャラメル箱と同じですが、底部分が組み底になっています。商品の材質・重量に合わせて作成すれば、底が抜ける心配はありません。「ある程度の強度を確保しつつ、コストを抑えたい」というニーズに適しているといえるでしょう。
また、「ワンタッチ底」は地獄底と同じ形状で、すでに組み上がっているタイプです。商品を入れるときの手間を省きたい場合は、ワンタッチ底を選ぶとよいでしょう。
利用シーンは幅広く、お菓子・おもちゃ・アルコール類・食品などに使われます。
ギフト箱(身フタ式/C式箱)
下の箱にフタとなる箱をかぶせるタイプの化粧箱です。フタを取るまで中身がわからないため、開けるときのワクワク感を提供できます。
その名のとおりギフト用ボックスとして広く流通しており、中に入れる品物を選びません。食品から飲料・小物・衣類まで、あらゆる商品に適しています。
ピローケース
枕のような筒型形状の化粧箱で、両端から商品を取り出せます。強度はさほどないものの、緩やかな曲線が優しい印象です。主に小物類を入れるギフトボックスとして重宝されます。
例えば、ネクタイ・靴下・ポロシャツ、さらには文房具やお菓子などを入れるのにもぴったりです。
N式箱
箱の上部が差し込み式のフタになっている化粧箱です。フタを開ける楽しみがあって、ギフトボックスとして多用されます。箱・本体一体型で、フタをかぶせるタイプよりもコストを抑えられるのがメリットです。材質や加工のバリエーションも多く、バランスのよい化粧箱といえるでしょう。
またN式箱は汎用性が高いのも特徴で、中に入れるものを選びません。衣類から食品・小物まで、さまざまな商品を入れられます。
化粧箱のメリット
化粧箱は「商品の保護」のためだけのものではありません。商品の見栄えをよくするのはもちろん、企業イメージのアップにつながるケースも多々あります。化粧箱を使うことによってどのようなメリットを得られるのか、見ていきましょう。
商品に特別感を演出できる
むき出しの商品よりも、魅力的な化粧箱に入っている商品の方が、高級感があります。高価格帯の商品はもちろん、低価格帯の商品でも顧客に満足度の高い購買体験を与えやすくなります。
また化粧箱はオフセット印刷や表面加工を施すことができるうえ、色・デザインの選択肢が豊富です。工夫・アイデア次第で、商品イメージを自由に化粧箱に反映させられます。
ブランディング効果が期待できる
近年は、化粧箱をマーケティングツールとして使う企業も少なくありません。おしゃれだったりスタイリッシュだったりする化粧箱で商品を包めば、それがそのまま企業イメージに直結します。
似たような他社製品と差別化しやすくなり、自社ブランドのイメージの確立につながるでしょう。
化粧箱のデメリット
化粧箱はマーケティング上のメリットがある反面、製造面・コスト面で不便を感じるかもしれません。化粧箱のデメリットと感じやすい点を紹介します。
作成できるサイズに限界がある
化粧箱は板紙をベースに作られることが多く、ダンボールのように「巨大サイズまで対応可能」とはいきません。例えば「コートボール」という素材を使った場合、一般規格だとL判(1,100mm×800mm)が最大です。
これ以上のサイズを求めるのは、物理的に難しいでしょう。
コストが高くつくことも
化粧箱の見栄えや質感にこだわり過ぎると、製造コストが上がります。化粧箱でブランディング戦略を行う場合は、「ブランド投資」として多めに費用を計上する必要があるでしょう。
ただし、全ての商品に豪華な化粧箱を使っていては、費用対効果が悪くなります。自社のメイン商品・高価格帯商品には豪華な化粧箱、それ以外には簡素な包装……、とメリハリを付けるのがおすすめです。
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見栄えのよい化粧箱は、顧客の購買意欲をかき立てるのはもちろん、企業イメージを高めるためのツールとしても使えます。化粧箱でブランディングを図りたい企業は、ぜひデザイン・見栄えにこだわりましょう。
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