かまぼこ型ケース【展開図】箱の特徴や設計のポイント解説
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かまぼこ型ケースは、両サイド貼りの変形で天開きになる箱です。天面がカーブする設計にし、アイキャッチ効果を高めることも可能です。
かまぼこ型
かまぼこ型 展開図
下の図面は、左がストレート型。右がドーム型の展開図です。ドーム型は積み重ねることができないため、ギフト箱の中に入れる内箱としてよく利用されます。
かまぼこ型《段差つき》展開図
箱の側面に段差があり、よりアイキャッチ効果を狙った形状です。ストレート型とドーム型のいずれでも製造可能です。
かまぼこ箱とはどんな箱?
特徴
「かまぼこ型」とは、天面が「かまぼこ」の様にカーブしている形状がその名前の由来です。天面がカーブしていると箱を積み重ねられないため、カーブをつけずストレート型にすることもあります。
主な用途
お菓子、のり、ふりかけ、お茶、コーヒー、乾物など
設計のポイント
フタにロック付きのフックが必要になります。紙の反発でフタが開きやすい設計のため、ロックを通常よりきつめの設計にします。そのため、一度フックを差し込むと容易に開かなくなります。
紙の反発度合いにより、フックの大きさと穴を微調整しますが、フックを何度も抜き差しすると穴が広がり、フタが開きやすくなってしまいます。
なお、材質や表面処理によって都度設計の調整が必要になります。
投稿者:駒形 和彦
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