【豆知識】紙はなぜ黄ばんでくるのか
原料となる木材の中には、リグニンという油脂に似た茶色の成分が含まれています。
リグニンを含むパルプは不透明度、かさ、剛度など強い性質がある代わりに、時間がたつと変色劣化させる性質も併せ持っています。
化学薬品を使わず機械で木材をすりつぶして作られたGP(グランドパルプ)というパルプには、リグニンが多く含まれています。
新聞や雑誌などの古紙やGPを多く含む紙では、時間経過とともに紫外線による黄ばみが目立ってくるのはこのためです。
(引用:「印刷用紙ハンドブック」日本印刷新聞社)