化粧箱制作のヒント21 よりきれいな発色と仕上がりのために
お客様事例
これまでにご紹介しきれていなかったお客様事例をどんどんアップするシリーズ。
色数、用紙、形状など様々な仕様がありますので、
お客様のオリジナル化粧箱制作のヒントになれば幸いです。
今回はこちら。
茶色、オレンジ、薄緑、ベージュのストライプが特徴的なデザインのお菓子の箱です。
お客様からは、プロセス4色カラー(CMYK)のデザインデータを入稿いただきましたが、
絵柄を見て、特色印刷の方が発色が良くなると予想できましたので
特色4色での印刷に切り替えさせていただきました。
オフセット印刷(プロセス4色)は、
CMYKの各色を小さな「アミ点」の集まりに置き換え、インキをかけあわせて色を作っています。
色の濃い部分はアミ点を大きく、淡い部分はアミ点を小さくして色を調節しています。
こちらのデザインデータ上では「茶色、クリーム、茶色…」のように「色違いの帯が並んでいる(ストライプ)」状態ですが、
印刷ではインキは濃い方(量が多い)から薄い方に流れる特性もあり、色ムラの原因となる場合があります。
そこで色見本に合わせ、茶色、オレンジ、薄緑、ベージュのインキを調色し、4色の特色印刷にしました。
絵柄に合わせて印刷方式を切り替え、より仕上がりが良くなるご提案もさせていただきます。
〈仕様〉
用 途 : お菓子
材 質 : カードB 350g
形 状 : N式ケース
印 刷 : 特色4色
表面処理 : OPニス
〈関連記事〉印刷方式について
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