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紙の断面で手を切るトラブルを軽減!「断面を波形にする」抜型

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箱の組立時や分解時に、紙の断面で手を切った経験はありませんか?
紙の断面は意外と鋭利になっていて、

触れ方次第で簡単に手を切ってしまいます。

 

手を切りにくい「ウェーブ刃」

パッケージ製造で使用する「抜型」は、
ベニヤ板に形状に沿った溝を掘り、刃物を埋めこんで作ります。

N式化粧箱 抜型 化粧箱屋ドットコム コマガタ

こちらは抜型の一例です。

(厚さ約1.8㎝のベニヤ板に、接着加工なしで組み立てられる「N式化粧箱」の抜型を
2面分、埋め込んであります。※刃はストレート
弊社では箱の図面を設計した後、抜型屋さんに製造をお願いしています。)

 

 

通常、「抜型」に使う刃物は先端が「ストレート」ですが、
手を切りづらくする為に「ウェーブ刃」という波状の刃が使われることも多くなりました。

 

ウェーブ刃の抜型の断面拡大

2Pのウェーブ刃で抜いた段ボール

 

「ウェーブ刃」は名前の通り先端が波打った形状になっており、
型抜き後の断面は波型に丸みを帯びます。

「ウェーブ刃」は、ピッチは1〜4ミリまであり、
ストレート刃で抜いたものより手を傷つけにくくなります。

しかし、「ウェーブ刃」を使ってもまだまだ手を切ってしまうという声があるようで、
新しい刃物が開発されました。

 

 

波型の組み合わせで進化させた刃が登場!

 

新しいウェーブ刃の抜型の断面拡大

大きな波(黄色:4P)と小さな波(赤:2P)を組み合わせたウェーブ刃で抜いたダンボール

 

形状としては波型ですが、大小の波型を合わせることで抵抗を減らし、
手触りがよくなり、手が切れるのを低減しています。
見た感じは「さざ波」のような印象です。

 

 

製造技術は特許も取られており、
どこでも製造できるものではありませんが、

刃物の強度も高く製品の品質向上にも一役買っているようです。

 

ウェーブ刃は市場ではお子さん向けの玩具やお菓子のパッケージや
大手飲料メーカーのパッケージなどでよく使われています。
パッケージをパッと見ても気づきにくいかもしれませんが、

実はそんな細かい気遣いがされています。

使う人に優しい、安心・安全な化粧箱をお求めの際は、是非ご相談ください。

 

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