化粧箱の「新版」「改版」「再版」とは?それぞれの違いを説明
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結論(化粧箱の新版・改版・再版とは)
- 新版:新しいデザインで印刷をする化粧箱のことです。
- 改版:既存のデザインをベースに、部分的な修正が行われた化粧箱のことです。
- 再版:前回と同じ版を使って印刷する化粧箱のことです。
化粧箱の新版とは?
化粧箱の新版とは、新しいデザインで印刷をする化粧箱のことです。新しいデザインに合わせてCMYKなどの刷版を作ることから新版と呼ばれます。また、印刷会社や発注者側で受発注の間違いをお互いに防ぐために「新版」と表示することもあります。
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化粧箱の改版とは?
化粧箱の改版とは、既存のデザインをベースに、部分的な修正が行われた化粧箱のことです。具体的には、化粧箱の一括表示の内容を変えることなどがあげられます。この場合、一括表示の変更でスミ1色の改版であれば、1版だけ改版することになります。改版時はどの色を改版するかも大切なポイントで、色数によってコストも変わりますので注意しましょう。また、改版は事故が起きやすく、きちんと校了したデータで印刷されることが求められます。
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化粧箱の再版とは?
化粧箱の再版とは、前回と同じ版を使って印刷する化粧箱のことです。デザインを変えないリピート注文の時に、「再版」と表示して「新版」「改版」と区別します。「再版」と表示されていれば、「変更なしのリピート注文」ということが発注者側、受注者側でも正確に伝わります。
まとめ
化粧箱の「新版」「改版」「再版」についてまとめました。これらは主に印刷会社と発注者側との間の受発注に使用される表記で、お互いの間違いを防止するために用いられます。特に「改版」は事故が起きやすいため注意が必要です。「改版」は変更したデザインデータで印刷することですが、変更前のデータで印刷してしまう「先祖返り」という事故が発生することがあるからです。これは、校正データの管理があやふやなため起きる事故ですが、修正回数が多いと事故の発生率が上がります。事故を防ぐためには「校了データをお互いしっかり確認すること」「最新の修正データに修正を加えること」などがあります。「新版」「改版」「再版」を使い分ける意味は、こうした人為的ミスを発注者側、受注者側が双方チェックする役割もあります。
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